シロアリはなぜ駆除すべき?シロアリが家に及ぼす悪影響とは
公開日:2023/04/17
広島県でシロアリ駆除に悩んでいませんか?駆除の料金は高く、実際にシロアリを見たことない方が多いため、駆除を実施する必要があるのかと思ってしまいますよね。そこで、実際にシロアリが家に及ぼす悪影響はどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、駆除はなぜ必要なのか紹介していきます。
躯体がボロボロに!家が壊れる原因になる
シロアリによる悪影響の1つ目は、シロアリによって躯体がボロボロになり、家が壊れる可能性があることです。シロアリに食べられた家は、耐久性を維持できなくなってしまいます。家の基礎となる部分を食い荒らしてしまう害虫のため、最も問題になるのが耐震性能の低下です。日本は地震が非常に多いので、耐震性能の低下は避けたいところです。
被害の多い場所
シロアリの被害が多い場所は、湿度が高い場所・温度が適温の場所・外敵がいない場所です。この3つの条件が揃う場所は特に被害に遭いやすいので注意してください。
現状、湿気が多く気密性の高い(風通しの少ない)家に被害が多いそうです。シロアリは水分を多く含んだ木材や環境を好むため、湿度が高い床下・お風呂場・洗面所・台所まわり・日の当たりにくい家の北側は特に注意が必要です。
また、畳は湿気を吸い部屋の湿度を調整する役割があります。畳が古く、大量に湿気を含んだものはシロアリが寄ってきやすくなるので、家に畳がある場合も十分気を付けましょう。
また、シロアリは6度以下では活動できません。冬でも完全に活動しなくなるわけではありませんが、近年は断熱性が高い家が増加しているため、シロアリの活動が冬でもしやすくなっています。
さらに、シロアリの外敵であるクロアリ・カエル・ツバメ・トカゲが侵入できない、基礎部分やポーチの隙間、玄関タイルとドア枠の付け根のような狭い隙間を侵入口として巣を作ります。シロアリが繁殖しにくい環境を維持することが大切です。
セルフチェック法
①蟻道がある
②羽アリをよく見かける
③壁を叩くと空洞音がしたり、床がきしんだりする
上記に該当する場合は、シロアリがすでにいる可能性があります。そこで、シロアリのセルフチェック法を紹介します。
まずは、家周辺に羽アリがいないか確認してください。この羽アリは、時期になると数千羽が一斉に飛び立ちます。家の中や周辺で羽アリを見た場合は、すでに巣が作られているかもしれません。
つぎに木製フェンス・枕木を見ましょう。被害は庭から始まるケースもあります。木製フェンス・枕木を庭に置いている場合は浸食されている痕跡はないか確認してください。
また、畳が家にある場合はめくって確認しましょう。畳を踏んでみて、沈む感じがする場合はシロアリ被害に遭っている可能性があるので、一度めくってみてください。さらに、一部の場所だけ床がきしんでいる場合は、すでにシロアリ被害にあっています。
家具や衣類などにも被害が発生する可能性がある
シロアリの好む環境は木材・湿気絵・暗所です。床下や柱、屋根はもちろんですが、家の中の家具や衣類にも発生する可能性があります。
洋服をしまっているタンスや、本の詰まった本棚、寝具を収納している押し入れにも、シロアリ被害に遭うことも。段ボールや発泡スチロールを置いている方も要注意です。
シロアリはガラス・陶器以外のものは、たいてい餌にしてしまうので、長年しまったままの衣類などには十分に気を付けましょう。
また、人体にも影響を及ぼす可能性も十分にあります。シロアリは膨大な数が繁殖しています。シロアリを見つけて巣穴に指を入れないように注意してください。シロアリに噛まれる危険があるので、見かけたら噛まれないように駆除しましょう。
さらに、食害によってできた隙間や穴には、湿気によるカビの発生を手助け。カビが原因で人やペットに悪影響を及ぼす可能性があります。特に、小児や高齢者はシックハウス症候群や肺炎を患ってしまう危険性が出てきます。
駆除せずにいると周辺の建物にも被害が及ぶ
近所でシロアリ被害があり、住民同士がトラブルになってしまったなど、耳にしませんか?間違った認識や、思い込みがトラブルの火種となっているようです。
シロアリ被害は隣接した家には影響ない
シロアリを駆除せずにいると隣の家にも、繁殖してしまったり浸食されたりすると思われがちですが、実際にはそうではありません。シロアリはそもそも目が見えないため、境目のブロック塀や、側溝など、横断することはまず考えられません。
隣の家がシロアリ被害に遭って駆除して、自宅にもシロアリが出た場合は、もともと家の下の土壌に生息していたものによる被害と言えます。
倒壊による被害は及ぶ
実際に被害が及ぶ場合は、自宅の床下や柱が浸食され躯体がボロボロ、スカスカになり、ちょっとした地震や台風による影響で倒壊してしまうことです。倒壊してしまうことで周りの建物を巻き込んでしまう可能性が出てきます。
まとめ
なぜシロアリを駆除するべきなのかというと、浸食され躯体がボロボロになってしまい、最悪の場合、ちょっとした地震や台風の雨風で倒壊してしまう可能性があるからです。倒壊してしまうと周辺の建物も巻き込んでしまうことがあるので、駆除は必ず行いましょう。
また、被害は家だけでなく、家具や衣類に発生することもあります。シロアリはガラスや陶器以外は餌にしてしまうので、長年使用しているタンスや押し入れ、本棚も小まめにチェックしましょう。定期点検を行うことで早期発見や被害が及ぶ前に駆除できます。