シロアリ駆除に補助金はない?確定申告を活用する方法を知っておこう

公開日:2023/08/15  最終更新日:2023/06/16

シロアリ駆除には補助金がありません。しかし、確定申告の雑損控除を利用することで、シロアリ駆除にかかった費用の一部を還付してもらえる可能性があります。本記事では、シロアリ駆除にかかる費用の雑損控除について詳しく解説し、申請する方法や注意点についても紹介します。シロアリ駆除を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

シロアリ駆除には補助金がないけれど確定申告を活用できるって本当?

シロアリ駆除には、補助金が用意されていないというのが現状です。しかし、確定申告を利用することで、シロアリ駆除にかかった費用を節税することが可能です。

確定申告における、雑損控除という制度を利用することで、シロアリ駆除にかかった費用を、控除対象として申請することができます

雑損控除は、自然災害や犯罪被害など、突然起こる損失を補償するための控除ですが、シロアリ駆除にかかる費用もこれに含まれます。

一般的に雑損控除は、受け取った補償金や損害賠償金がある場合は適用されません。しかし、シロアリ駆除の場合、補助金がないため、補償金を受け取っていない場合は、雑損控除の対象となります

また、雑損控除は、会社員の方が利用される場合には、自ら確定申告を行う必要があります。シロアリ駆除にかかった費用の控除については、会社に相談する必要があるということは覚えておきましょう。

以上のように、シロアリ駆除に補助金はありませんが、確定申告における雑損控除を活用することで、費用を控除対象とすることが可能です。

ただし、申請方法や控除の上限額など、詳細な情報は税務署などの専門機関に確認することが大切です。

シロアリ駆除にかかった費用を確定申告の雑損控除で申請するのがおすすめ

シロアリ駆除にかかる費用は、確定申告において「雑損控除」として申請できます。雑損控除とは、自然災害や事故、盗難など予期せぬ損失に対して、その損失額の一部を所得控除することが可能な制度です。

シロアリ駆除も、建物の老朽化を防ぐために必要な費用として認められており、控除対象となることがあります。ただし、雑損控除は一定の条件を満たす必要があります

まず、震災・風水害・冷害・雪害・落雷などの、自然災害火災や火薬類の爆発などによる人為的な災害、害虫などの生物による異常な災害、盗難、横領などが被害の原因である場合のみ適用されます。

また、シロアリの駆除に関しては、専門業者による駆除が適用の条件となっており、個人で駆除を行った場合は、雑損控除は適用されません

また、雑損控除の控除額は以下の2つのどちらか大きい方が適用されます。ひとつ目は、差引損失額から、その年の所得金額に10%をかけたものを引いた額です。

ふたつ目は、災害関連支出の金額から、5万円を引いたものです。以上のように、シロアリ駆除にかかる費用は、雑損控除を活用することで、一定の控除が受けられる場合があります。

ただし、制度の詳細をよく理解し、条件を満たすことが重要です。確定申告に関する知識がない場合は、税理士や税務署に相談することをおすすめします。

シロアリ駆除にかかる費用を雑損控除して確定申告する方法

シロアリ駆除にかかる費用を、雑損控除として確定申告するためには、以下の5つのステップを踏む必要があります。

費用の明細を取得する

シロアリ駆除にかかった費用の明細を取得することです。請求書や領収書、振込履歴などが該当します。

雑損控除の詳細を調べる

雑損控除にはいくつかの条件があり、具体的にどの程度の費用が、控除の対象になるかを調べておきましょう。

確定申告用紙に記載する

取得した費用の明細をもとに、確定申告用紙に必要事項を記載します。雑損控除の項目に、該当する欄に費用を記入します。

必要書類を揃え、提出する

確定申告に必要な書類を揃えます。そして、記載した確定申告用紙や必要書類を用意して、提出します。提出先や期限などについては、国税庁のウェブサイトや地方自治体のサイトなどで確認しておきましょう。以上が、シロアリ駆除にかかる費用を、雑損控除として確定申告するための基本的なステップです。確定申告には、税務署や税理士など、専門家のアドバイスを受けることも可能なので、不安な場合は相談するのもよいでしょう。

雑損控除として確定申告する際、注意すべき点とは

最後に、シロアリ駆除にかかる費用を雑損控除として確定申告する際、注意すべき点を3つ紹介します。

ひとつ目は、雑損控除は一定の条件を満たす必要があるため、その条件を確認しておくことです。シロアリ駆除の費用が、条件を満たしているかどうかを確認し、雑損控除の申請に必要な書類も準備しましょう。

ふたつ目は、請負契約書や領収書などの書類を保管することです。シロアリ駆除の費用を雑損控除として申請する場合、請負契約書や領収書などの書類を保管しておくことが重要です。

これらの書類は、確定申告時に必要となります。必要な書類をすべて保管しておき、紛失しないように注意しましょう。

3点目は、間違いのないように計算することです。シロアリ駆除の費用を確定申告で雑損控除する際には、計算に誤りがないように注意する必要があります。

間違った金額を申告してしまうと、税務署から指摘を受けたり、追徴課税の対象となったりすることがあります。計算には充分な時間をかけ、必要な場合は専門家に相談することも考えましょう。

まとめ

シロアリ駆除に補助金はないものの、確定申告を活用すれば駆除にかかった費用の一部を戻すことが可能です。雑損控除を利用する方法がおすすめで、確定申告の際には必要な書類を用意し、手続きを正確に行うことが重要です。シロアリ駆除には多くの費用がかかるため、確定申告の活用は有効な手段となります。ぜひ活用を検討し、少しでもお得にシロアリ駆除を行ってみてください。

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

経年や湿気の滞留などが原因でシロアリ被害が発生する可能性があります。シロアリ被害に遭うと、木材がもろくなり、耐震性が低下してしまう恐れがあります。 とはいえ、そもそもシロアリ被害に遭っている
続きを読む
シロアリ駆除の施工業者が多数あるなかで、信頼できる目安の一つとして、国家資格の有資格者がいる業者をおすすめします。シロアリ被害の状況によって、施工内容や料金設定は、さまざまです。 アフターサ
続きを読む
木造住宅の場合、シロアリ対策をしっかりとしておかなければ、木材を食べられてしまい、耐震性が低下してしまいます。そして、そのまま放置していると、家が崩れる原因となってしまうことから、早急な対応
続きを読む